【祝!】KONCOS / Colors & Scale 7/20リリース!!

0043_H3A3487photo by 山川哲矢

 

古川太一 (Keyboard, Vocal)佐藤寛 (Vocal, Guitar)そして紺野清志 (Drums)の3ピースバンド「KONCOS」が7/20に『Colors & Scale』をリリース!!

100ヶ所ツアーなどを経て、いくつもの「旅」を続けてきたKONCOSならではの「ツアーの在り方」やリリースされる新譜について等、古川太一氏に語っていただきました!

あ、インタビューは雲丹亀卓人が行いました。Sawagiというバンドをやってます。一人だと心細かったので本誌AND I THE REPORT編集部にも付いてきてもらいました。

それでは、よろしくお願いします!!!!!

 

「バンドマンがやる事」っていうのを、やっぱり文化的に残したほうが良い事なんだなって。

IMG_1656

[AND I THE REPORT(以下:AIR)]
素朴な疑問なんですけど、、、KONCOSって地方にめちゃくちゃ行ってるじゃないですか。。。移動って車なんですか?

 

[雲丹亀卓人(以下:雲丹亀)]
いきなり素朴ですね(笑)

 

[古川太一(以下:太一)]
(笑)車ですね。基本、車です。もうすぐ壊れそうなんですよね(笑)

 

[雲丹亀]
そういえば、エアコンが壊れたって呟いてましたね(笑)

 

 

[太一]
夏に向けてエアコンが壊れましたね。移動しすぎて(笑)遠征する時は車でメンバー3人で機材を積んで「わ~」って行って、だんだん途中から人が増えてきたりとか。友達が乗ったりとかで(笑)そんな感じで色々な所に行ったりしますね。

 

[雲丹亀]
KONCOSに関しては「ずっと旅を続けてる感じ」があるっていうか、、、普通のバンドのツアーとは違う動きの印象なんですよね。本当に「旅」って感じです(笑)

 

[太一]
そうですか?(笑)多分インスタグラムとかに上げてる内容の影響なんですかね、、、?(笑)

 

鳥取 鳥取砂丘

Taichi Furukawaさん(@taichifurukawa)が投稿した写真 –

 

[雲丹亀]
SNSに発信されてる内容も上質な感じしますよ(笑)

 

[太一]
(笑)

 

[雲丹亀]
例えば、、、コーヒーを一杯飲むにしてもちゃんと喫茶店とか探して入ってるというか。お金と時間の使い方が上手な印象がタイチくんにはありますね。

 

[太一]
やっぱりツアーに出て「同じお金を使うなら、、、」みたいな所から始まったんですけど、面白いお店とかいっぱいあるから「せっかくだったら行ってみよう」みたいな感じになって。まぁ、インスタグラムが好きっていうのもあるんですけどね(笑)インスタグラムは写真なので無言で語れるからカタログみたいにまとめていくのが結構好きで。

 

[雲丹亀]
喫茶店のコーヒーもブログにまとめてますよね。

 

[太一]
寛 (Vocal, Guitar)もああ見えてかなり好きで(笑) みんなで記録して「面白く発信する」っていうのも含めてのツアーになってきていますね。

 

[雲丹亀]
タイチくんがツイッターとかインスタグラムに上げる写真を見るの楽しみなんですよ(笑)旅先のお店とか。

 

[太一]
ほんとっすか!(笑) ライブに来てくれた人も、あと東京の人とかでも「その場所に行きたいな」って思ってくれると何か循環するから良いかなって思って。アップするってなるとちゃんと調べて発信しなきゃだめだって思うんで、、、そういう所も含めて気合が入りますね。「適当にできない」っていうのは考え的にはありますね。

 

宮崎 粋仙 王手門酒造 蔵内極秘具申書 霧島酒造 茜霧島

Taichi Furukawaさん(@taichifurukawa)が投稿した写真 –

 

[雲丹亀]
俺は旅先でもコンビニのコーヒーで済ませちゃうんですよ、、、(笑)

 

[太一]
いや、僕も全然コンビニのも飲みますよ!(笑) ただ「高いもの」が良い物って訳でもなくて、、、例えばお店のコーヒーって300円か400円くらいじゃないですか。そのくらいの金額なら1つ町に行って「入ったことない店に入る」っていうのができたら「まぁいいかな」みたいな。で、昼飯は1000円以内で、その町の名物とかじゃなくてもいいかなって。町に根付いた美味しい店とか探しますね。

 

島根 松江 IMAGINE. COFFEE

Taichi Furukawaさん(@taichifurukawa)が投稿した写真 –

 

[太一]
ライブはライブでやりますけど、ライブ以外の部分でも何か発信できたら面白いスタイルかなと思って、、、ただ、、、

 

[雲丹亀]

 

[太一]
そう思ってたんですけど。「あの人達は本当にちゃんとライブしてんのか」みたいな見られ方もされて(笑)

 

[雲丹亀]
(笑)

 

[太一]
あまりにも、そういう発信が多くなってきちゃって、、、目に着く方が(笑)「なんなんだ、この人達は」みたいな(苦笑)そうなってきちゃったから、ライブハウスメインで、、、「ライブハウスでしかやらない!」みたいにして去年はずっと活動していました。

 

[雲丹亀]
確かに切り替えてましたね。

 

[太一]
ただ、ライブハウスでやって行くんですけど時間を上手く使ってまだそういう発信はやり続けてますね。趣味ですね。

 

松陰神社 おがわ屋

Taichi Furukawaさん(@taichifurukawa)が投稿した写真 –

 

[雲丹亀]
趣味。

 

[太一]
趣味です(笑)

 

[雲丹亀]
旅先でレコード屋とかもしっかりチェックしてますよね。ギャラのほとんど全部でレコード買ったって話ありましたよね?(笑)

 

[太一]
そうなんです(笑)九州にDJツアー行った時ですね。僕の一番好きなレコード屋が宮崎にあって最終日にオープンの12時から飛行機に間に合う時間まで5時間近くそこにいて、、(笑)100枚くらい試聴しましたね。で、ツアーのギャラをほとんどそこに使って帰ってくるっていう(笑)

 

 

[雲丹亀]
凄い(笑)やっぱり「お金」と「時間」の使い方が流石っていうか、、、「良い物」を循環させてる印象がありますね。

 

[太一]
もう、回して回してですね(笑)

 

[雲丹亀]
ギュンギュンに回してますね(笑)

 

[太一]
だいたい怒られるんですけどね(笑)

 

[雲丹亀]
ウケる。

 

[太一]
でも、そうやってレコードを買ってまた呼んでもらって、、、って感じですね。

 

[雲丹亀]
ちゃんと次のアクションにも繋がってますよね。何て言うか、打ち上げでもその辺のチェーン店には入ってない印象もありますよ。

 

広島 福山 食堂酒場TUKTUK ろすば軒

Taichi Furukawaさん(@taichifurukawa)が投稿した写真 –

 

[太一]
、、、っていうイメージありますよね(笑)その土地にしかないチェーン店の居酒屋とかは行きますね。でも最近の打ち上げとかは、、、普通にコンビニで酒買って路上で飲んだりとかもあります(笑)ライブハウスだとライブが終わった後やってる店が周りに全然ない場合もあって(笑)逆に最近は「ハコ打ち」とかそういう方向に流れてきて、、「スナック菓子とチューハイ最高!」みたいな感じの。

 

[雲丹亀]
路上いいですね(笑)確かに「ハコ打ち」ならではの空気感って良いですよね。

 

[太一]
「バンドマンクラシック」っていう原点に戻ってきてます。「ハコ打ち」とかもそうなんですけど。「バンドマンがやる事」っていうのが。やっぱり文化的に残したほうがいい事なんだなって。 ライブハウスの店長と一緒に飲んだりする事の重要性とか。結構、今はそういうのをもう一度考えてる最中なんですよね。

 

福岡 ウエスト 天神昭和通り店

Taichi Furukawaさん(@taichifurukawa)が投稿した写真 –

 

実は、あんまり音の細かいこと解らないんですよね(笑)

IMG_1644

[雲丹亀]
製作期間、、、っていうか曲はどのくらいのペースで出来ていったんですか?

 

[太一]
100ヶ所ツアーやってる時からずーっと曲作って、ライブして、、、作りながらツアーしてましたね。全曲ライブでしっかりできるようになってからレコーディングしようと思ってたんです。完璧に歌えるようになって、ホーンとかのアレンジも全部決めて、、、っていうのを3年くらいやってましたね

 

[雲丹亀]
その分サウンドが熟成されてて、レコーディングする時にも良い具合に完成してるんですね。

 

[太一]
やっぱり「やってて飽きない」っていう曲を入れるようにしたんで。捨て曲がないようにしようって。 1stアルバムみたいなもんなんで。

 

[雲丹亀]
そうですよね新編成、、、いわゆる「バンド」の形になって初ですもんね。そういえば、レコーディングって場所を変えてたんですか?

 

[太一]
曲によって、、、なんですけど大抵は京都と東京の2個所ですね。京都でベーシックは全部録ってて、東京はHARVARDのヤック君の家で打ち込みっぽいイントロとか、中盤に差し込んだスキットとかを録ったんですけど、メインは京都のスタジオSIMPOなんですよ。

 

[雲丹亀]
なるほど。ちなみに、なぜ京都でレコーディングを?

 

[太一]
京都でライブを何回かすることがあって、、、京都メトロでライブをやってた時に荻野さんっていう人がエンジニアをしてくれたんですけど、あまりにも音が良くて。バンドやってると分かるじゃないですか。「今日はいいな!」みたいなの(笑)すごく迫力がある音で、、、音が太いっていうか。で、荻野さんに「今日の音すごく良かったです」みたいな話をしたらSecond Royalの作品を最近録音してる人だったみたいで。スタジオも持ってるっていうので「あ、じゃあスタジオあるんだったら京都にレコーディング行きたいな~」ってなって(笑)

 

 

[太一]
あと、京都にはちょうど弟が住んでるんですよ。だから泊まる場所もあるし「じゃあ、みんなで行ってみるか」ってなって。

 

[雲丹亀]
良い感じに出会と繋がりがあっての京都レコーディングだったんですね。凄い。

 

[太一]
東京のバンドでそこで録ってる人もあんまりいなかったし、、、あんまりっていうか全然いないんじゃないですかね?Second Royal周辺のバンドは荻野さんがみんな録ってて、、、HomecomingsとかTHE FULL TEENZとか7インチシリーズ出してるバンドは結構そこで録ってるっていうのが後から発覚して。そういうバンドとも仲良くみんなでワイワイやってたんで「あ、これはいいな」って。

 

[雲丹亀]
じゃあ、MIX作業も全部京都ですか?

 

[太一]
全部、荻野さんがやってくれて、、、だから結構通いましたね(笑)

 

 

[雲丹亀]
通ってる時もやっぱりライブとか入れたりとかしてたんですか?

 

[太一]
ライブを入れたりとか、あっちの友達のお店で公開録音してみたりとか。

 

[雲丹亀]
おぉ!公開録音!!

 

[太一]
SONGBIRD COFFEEっていうお店があって、家具屋さんとカフェみたいな感じのお店で。せっかく行くんだから何かイベントをやろうってなって。僕らがお店番したりポップアップショップをやったりしながら。そこでみんなに歌ってもらって声をレコーディングしてみたりとか。アルバムで重要な録音が出来ました。

 

 

[雲丹亀]
楽しそうですね~。今回の作品だと、どの曲にそれが活かされてるんですか?

 

[太一]
みんなの声が入ってるのは「Magic Hour」と「Flower」と「月待つ島まで」そして「Songbird」です。特にSongbirdは録音したお店の名前をタイトルにしました。あとは、スタジオSIMPOに出入りする京都のミュージシャンとかがスタジオに来たら一緒に歌ってもらったりもしましたね(笑)今まではレコーディングする時は東京のスタジオだったんですけど京都だったら、、、「海外に行く」みたいな感じで(笑)行ったらもうレコーディングをやるしかないじゃないですか(笑)

 

[雲丹亀]
確かに(笑) 完全にレコーディングのマインドにバチッと切り変えれますからね。

 

[太一]
そうなんです!もう行ったらレコーディングだけで、、、そういうのもすごく良かったですね。

 

 

 

[雲丹亀]
新譜めちゃくちゃ良いですよね。パーティー感もあるというか(笑)

 

[太一]
ありがとうございます(笑) やっとそういう風に「戻ってきた」っていう感じがあって。「ライブハウス」に。やっぱりそこが好きなんですよ。ライブハウスの「うおーっ!!」ってなるあの感じが。

 

[雲丹亀]
サウンドも前作から結構変わりましたよね。

 

[太一]
やっぱりドラムが入ったっていうところもありますね。曲は寛とずっと作ってるから基本的には変わらないんですけど。

 

[雲丹亀]
シューゲイズ感あるサウンドの曲とかもあったりしますね、、、

 

[太一]
あ、それよく言われます(笑)

 

[雲丹亀]
そこにホーンとかパーカッションがしっかり鳴ってて面白い組み合わせだなと思います。音の量が多くても空間が気持ちいい感じがありましたね。音作りも好きな感じです。

 

[太一]
実は、あんまり音の細かいこと解らないんですよね(笑)

 

[雲丹亀]
(笑)

 

[太一]
荻野さんが全部やってくれて、、、「これどうですか?」って出来上がったやつに「あ~!めちゃくちゃ良いですね!」って。それで終わりみたいな(笑)自分で曲作って演奏する所まではできるんですけど、、、そこから音をどうするのかっていうのはエンジニアの荻野さんのセンスが好きだから投げてるって感じです。

 

[雲丹亀]
曲のイメージと荻野さんのセンスがバチッとハマったってことですね。素晴らしいです!

 

そういうのって僕の「夢」っていうか、、、やりたい事ですね。

IMG_1661

[雲丹亀]
旅はまだ続くんですよね?

 

[太一]
今作のリリースツアーを今組んでて、、下北沢SHELTERから始まって新代田FEVERで終わるツアーがあるんです。 全国各地のライブハウスに集まるバンドに声をかけて、各地のみんなにイベントを組んでもらってっていう。僕らが東京からゲストバンドを連れて行くっていうよりも地元でやってるバンドに「仕切ってもらえませんか」っていう提案をして。

 

[雲丹亀]
各地にお願いできる人がいるって事が今までやってきて繋がった賜物ですね。

 

[太一]
同じ年くらいでライブハウスやってたりとか、そういう繋がりもあって、、、そういう人達と自然とだんだん繋がって行くんです。それはもうみんなに感謝してますね。

 

[雲丹亀]
僕らのツアーも、、、例えば福山だったらPOPLIFE西尾くん、福岡だったらAbout Musicカズオくんとか、、、他にも沢山の方々にお願いしましたね。お世話になりまくりで感謝してます。

 

[太一]
あ、同じですね(笑)そういう風にツアーを組むスタイルっていいですよね。やっぱり直接やりとりするとみんな動いてくれるし。こういう話してたらバンドやってるみんなが「お願いする人」って各地にいるじゃないですか。そういう人達とバンドで一緒にイベントやったら良くないですか?

 

[雲丹亀]
是非、一緒にやりましょう!!(笑)

 

[太一]
本当に本当に!!(笑)バンドの繋がりで動くっていうの結構重要視してて。ワンマンとかも良いとは思うんですけど。バンドの横の繋がりで色々やるっていうのが好きで。そういうのを色んな所でやれたらいいなって思ってます。もう5バンドとかのセットで動いても良いですし。やりたいなって思っててもなかなかできなかったりするんで。今年の頭にAFTER SCHOOL TOURっていうのを ザ・なつやすみバンドと一緒に京都、岡山、広島、東京でやって、それがとても面白くて、、

 

[AIR]
バンド同士も凄く仲良くなれますよね。

 

[太一]
そうなんですよ! そういうのって僕の「夢」っていうか、、、やりたい事ですね。

 

 

[AIR]
KONCOSがやると説得力がありますね。

 

[太一]
(笑)ありますか??

 

[雲丹亀]
確かにありますね。ちゃんとストーリーがあって、、、みたいな、そういう印象作りもしっかりできてますよ。

 

[太一]
見ててくれてるのが嬉しいですね(笑)ありがとうございます。

 

ライブをするにはライブハウスなんですよね。やっぱり。

 

[雲丹亀]
ず~っとツアーで出突っ張りの時とかありましたよね。

 

[太一]
ありましたね(笑)それは以前の100ヶ所ツアーで、、、18連チャンでライブとか(笑)

 

[雲丹亀]
18連チャン(笑)

 

[太一]
あの時は結構やりましたね(笑)修行みたいな。寛とも「これは修行だから頑張ろう」って(笑)

 

[雲丹亀]
リアル修行ですね。

 

[太一]
僕、人前で歌ったこともないし、寛も歌ったことないし、、、あと、僕はドラムだったけどKONCOSではキーボードをやってて。人前でやんないとみんなに追いつけないんですよ。みんなよりもスタートが遅いから。だから修行して度胸をつけないと。もう最初の方とか全然だめで。。。だから数をこなしてみんなと同じラインまで持っていかないとダメだなって。

 

[雲丹亀]
その結果、100ヶ所っていう。

 

[太一]
そうです(笑)

 

スクリーンショット 2016-07-15 17.46.09

旅するコンコス 〜グーグルマップでみるぼくらのあしあと〜

 

[AIR]
kit galleryでやってた個展(旅するコンコス展)で町ごとのキーホルダーとかズラッと並んでて「これ、凄いな」って思いましたね(笑)

 

[雲丹亀]
確かに凄いですね。あれもやっぱり「あとで個展とか何かに繋げよう」と思って買い揃えていたんですか?

 

[太一]
キーホルダーは寛の趣味です(笑)

 

[雲丹亀]
趣味(笑)

 

tabisurukoncosten_sunny_05 2
旅するコンコス展

 

[太一]
47都道府県ツアーの時はもう少し軽い気持ちだったっていうか、、、「行ってみよ~」くらいの感じで全国の名所とか行ってたんですけど「あ、これふざけてたらダメだな」ってなってきて。やってるとだんだんストイックになってきたんです。

 

[AIR]
雪の中に飛び込んでる写真とかありましたよね(笑)

 

[太一]
あれは結構振り切れてましたね(笑)

 

[AIR]
顔ハメの看板持ってて。。。

 

[太一]
それを機に顔ハメ看板ニストの塩谷朋之っていう人と仲良くなって。それで塩谷さんの本とかでも紹介されたりしたんです。塩谷さんは都築響一さんとタモリ倶楽部に出てて、その顔ハメ看板を紹介してくれたんです。

 

 

[太一]
ただ、そんなことやってたら、、、さっきも言いましたけど「ライブしてんのか?」みたいなことになっちゃったんで「こりゃダメだな」と。

 

[雲丹亀]
そんな感じはなかったんですけどね、、、

 

[太一]
ライブハウスから離れちゃうとお客さんも離れちゃうから、、、ライブをするにはライブハウスなんですよね。やっぱり。っていうのに気づいたのもありますね。「僕のやりたいこと」は。例えばSHELTERとかで人を入れてライブをやるってハードルが高くて、、、それをちゃんとやんないとこっちの表現も伝わらないって思うことが結構あったんです。だからSHELTERで企画も始めて、、、目標はFEVERをいっぱいにしたいっていうのがありますね。

 

「人が入らない。もうやってられない」じゃ続かないじゃないですか。

0243_MG_9197photo by 山川哲矢

 

[太一]
100ヶ所ツアーをカフェとかで回ってるときに気づいたらライブハウスから取り残されてて、、、「対バンの重要性」というか。。。ライブハウスでやった時にライブハウスの周りにいる「音楽の好きなバンドマン」とかが見に来てくれる事の重要性ですね。

 

[雲丹亀]
お客さんだけじゃなくて、対バン相手もイベンターさんもライブハウスの店長さんもスタッフさんもみんな「ライブハウスの周りにいる音楽好き」ですもんね。

 

[太一]
僕たちのお客さんだけしか来てくれないライブだと広がらないのです。町にいる音楽好きの人達の面白さっていうか、それが重要だっていうことに気づいて、、、ライブハウスでやると10人くらいでも音楽好きな人が集まって話すると結構次に繋がるんです。で、みんなが企画してくれるんですよ。「じゃあ10バンドくらい集めましょうか」みたいな。それだけで次に行った時には100人くらいになってたりして、、それでまたみんなで盛り上がるとさらに少しづつ広がっていって、、、小さい町だと特にそれが重要な気がしたんですよ。

 

_MG_6032photo by 山川哲矢

 

[AIR]
もう一回同じ場所に行ったら、来てくれてた人が友達をさらに呼んでくれてみたいな。

 

 

[太一]
やっぱりストリートに面白いことやってる人がいて、、、かっこいい奴らは、いまだに口コミで集まる。だからライブハウスが、クラブが重要。その町に行くと解るんですよね「この人たち、なんかカッケーな」って。その町でちゃんとやってて、こっちが行った時に気持ちよく一緒に盛り上げてくれたりする。「そういう人」って色んな町にいるじゃないですか。頑張って誇りを持ってやってる人って。

20160313_KONCOS_065photo by 山川哲矢

 

[太一]
そういう人達とやりとりするのは気持ちよくて、、、それが「ツアーやりたい」っていう一つのモチベーションだったりもします。とにかくみんな熱いんですよ。「じゃあ僕も頑張ります!!死ぬ気でいきます!!」みたいな感じになりますね。お金はもちろん必要なんですけど、お金じゃなくてマインドの部分が必要で、、、そういうことができる人とやるようにしてますね。

 

_MG_6135photo by 山川哲矢

 

[太一]
最大限に協力、、、っていうか一緒にやって、そこに来るお客さんに広げていきたいんですよね。音楽を。もともとってそうだった気がするんですよね。それプラス、僕らが行っていたお店も素晴らしいから、そういう所にも店舗限定のシングルを作って置いてもらったりして。そうやってライブハウスと僕らが行ったお店っていうのを両方で表現できるようになるとやってきた意味あるのかなと思って。なんか面白そうですよねそういうのって。

 

 

[太一]
僕らが行ったお店がみんなの参考になるといいかなって思ってます。例えばライブをしたい人たちが僕たちの100ヶ所ツアーでやった場所とかを見て、その店に連絡したらライブすることもできるじゃないですか。100ヶ所ツアーみたいなのってやってる人なかなかいないから、、、「やった」ていう事実があるので。僕らに連絡してもらったら全部教えますからね。「ここにはこういう人がいますよ」っていうのも、周辺の美味しいお店も全部(笑)なんか上手くアーカイブになればいいなって。僕らのやったことが。 そういう風にバンドマンで情報の共有みたいなのがあるとやりやすいのかなって思いますね。これからの世界は。

 

[雲丹亀]
そうですね。新しい動き方、ツアーのスタンダードっていうか、、、

 

[太一]
僕がriddim saunterをやってた時、、、最後の方はなんとなく大きな箱で人が入るようになって、けどその土地の人との接点は薄れていって、それはそれで良いと思うんですけど、そういうフォーマットじゃなくて、バンドも解散して自分達だけでやっていこうって思った時にやっぱりそれではできない部分っていうのがあって色々考えたんですよね。

 

[雲丹亀]
あの修行も含めて。

 

[太一]
含めてです(笑)

 

_H3A4820photo by 山川哲矢

 

[太一]
人が入るのに越したことはないんですけどね(笑)ただ、それで「人が入らない。もうやってられない」じゃ続かないじゃないですか。

 

[雲丹亀]
その通りですね。

 

[太一]
「これからのツアーのあり方」っていうのは重要な気がしますよね。「自分達で組んでいくツアーの在り方」みたいな。僕はそれをずっと考えているんです。本当は「レコ発」って形でツアーを回るだけじゃないやり方が良いなって思ってて、、、常にニュースを作って地方を回れたらなって思ってます。

 

ありがとうございました!!

IMG_1670

いや〜。インタビューする側が言うのもなんですが、めちゃくちゃ楽しかったです。本当に。お互いの体験した事を元に引き出される会話がインタビューっていうより打ち上げでゆっくり話すような内容で最高でした(笑)「じゃあ、一緒にイベントやりましょうよ!」という会話で盛り上がった時に「あ、なるほど。こういう風に面白い事って決まっていくものだったよね」と原点に帰れたような気がしました。そして、彼らはこういう風に面白い事の輪を広げてきたんだなと。

本ページ下部に「KONCOS Colors & Scale Release Tour」の日程と、太一君の各会場へのコメントツイートも掲載しています。ぜひ皆様チェックしてライブハウスで音を出すKONCOSも体験してください!

取材・文:雲丹亀 卓人

KONCOS / Colors & Scale

colorsandscale_cd-thumb-1500x1500-1116 2

KONCOS / Colors & Scale

[AWDR/LR2 / DDCB-12091 / CD]
¥2,500+TAX
2016.07.20.Wed Release.

1. Palette
2. Magic Hour (Album Version)
3. Citrus
4. Baby
5. Parallel World
6. Blue Period
7. Camera Obscura
8. Lesson
9. Merci
10. Colors & Scale
11. Songbird
12. Flower
13. 月待つ島まで (2016 Version)
14. Outro
15. The Whistle Song

http://www.awdrlr2.com

KONCOS / Colors & Scale

IHST020-thumb-1500x920-1202 2

KONCOS / Colors & Scale

[I HATE SMOKE TAPES / IHST-020 / CASSETTE TAPE+MP3]
¥2,000+TAX
2016.07.20.Wed Release.

SIDE A
1. Palette
2. Magic Hour (Album Version)
3. Citrus
4. Baby
5. Parallel World
6. Blue Period
7. Camera Obscura

SIDE B
1. Lesson
2. Merci
3. Colors & Scale
4. Songbird
5. Flower
6. 月待つ島まで (2016 Version)
7. Outro

http://www.ihsrecords.com

詳細:http://koncos.net/news/colors_scale_20160720_on_sale.html

KONCOS / Magic Hour CD+ZINE [通販不可 店舗限定]

DDCB-12969_web-thumb-1500x1000-1057 2

KONCOS / Magic Hour

[AWDR/LR2 / DDCB-12969 / CD+ZINE]
¥1,389 (TAX OUT) ¥1,500 (TAX IN)
2016.05.29.Sun Release.

1. Magic Hour (Single Version)
2. まぼろしフェアリー (2016 Version)
3. ならせ!タンバリン (2016 Version)
4. ムスカリンリン (2016 Version)

http://www.awdrlr2.com
取り扱いお問い合わせは info@awdrlr2.com まで。

取り扱い店舗:http://koncos.net/news/magic_hour_shop.html

KONCOS Colors & Scale Release Tour

2016.09.16.Fri 東京 下北沢 SHELTER

KONCOS x SHELTER PRESENTS
[KONCOS Colors & Scale Release Tour]

LIVE
KONCOS

DJ
TOMMY (BOY)

OPEN 20:00 START 21:00
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 

2016.09.17.Sat 岡山 PEPPERLAND

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
strike three! (okayama)
and more…

DJ
kawahara (LISTEN TO YOUR RADIO)
Ari-chang (POPLIFE)

OPEN & START 未定
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 


2016.09.18 Sun 香川 高松 TOONICE

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
cowbells
オノマトペ

DJ
O-TA (STUDIO UNDERSEA)

OPEN 18:00 START 18:30
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 

2016.09.19 Mon 広島 4.14

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
オノマトペ (愛媛)
and more…

DJ
小鰯
Fxjxtx (岡山)
and more…

OPEN 18:00 START 18:30
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 

2016.09.22 Thu 栃木 宇都宮 HEAVEN’S ROCK

HEAVEN’S ROCK Utsunomiya × RESAMPLES presetns
[KONCOS Colors & Scale Release Tour]

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
in FAM step
FEED
said

DJ
TA-1 (KONCOS)
and more…

OPEN & START 未定
ADV 2,000yen (w/o 1drink) DOOR 2,500yen (w/o 1drink)

 

2016.09.24 Sat 北海道 帯広 Studio Rest

toilet Presents
[SUPER RELAX!!!!!!!!!!!!~KONCOS Colors & Scale Release Tour]

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
toilet
A Quiet Evening
INQ.

OPEN&START 未定
ADV 1,500yen DOOR 2,000yen
高校生以下 500yen

 

2016.09.25 Sun 北海道 札幌 KLUB COUNTER ACTION

toilet Presents
[SUPER RELAX!!!!!!!!!!!!!~KONCOS Colors & Scale Release Tour]

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
toilet
k!so & her friends
Two layers of paint

OPEN&START 未定
ADV 2,000yen (w/o 1drink) DOOR 2,500yen (w/o 1drink)

 

2016.09.30 Fri 宮城 仙台 enn 3rd

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
Qamp

DJ
itami (EACHTIME.)

OPEN 19:30 START 20:00
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 

2016.10.01 Sat 山形 酒田 hope

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
THE SENSATIONS
THRH
FRIDAYZ

OPEN 18:00 START 18:30
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 2,800yen (w/o 1drink)

 


2016.10.02 Sun 岩手 盛岡 CLUB CHANGE

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
and more…

OPEN 17:00 START 17:30
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 

2016.10.07 Fri 新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE

LIVE
KONCOS
カジヒデキ
CICADA
SBYZ
鈴木恵&OUR GANG

OPEN 17:30 START 18:00
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)

 

2016.10.14 Fri 宮崎 SR BOX

WALK INN STUDIO & CAPARVO SR Factory presents
JET CIRCUS! “MIYAZAKI”
[KONCOS Colors & Scale Release Tour]

LIVE
KONCOS
謎3Q? (MIYAZAKI)
Dumb (MIYAZAKI)
Dance Of City (MIYAZAKI)
and more…

DJ
GunChain

OPEN 19:00 START 19:30
ADV 2,500yen (w/o 1drink) DOOR 3,000yen (w/o 1drink)
※大学生以下はイベント当日学生証提示で500円キャッシュバック!

 

2016.10.15 Sat 鹿児島 SR HALL

WALK INN STUDIO & CAPARVO SR Factory presents
JET CIRCUS! “KAGOSHIMA”
[KONCOS Colors & Scale Release Tour]

LIVE
KONCOS
the chef cooks me
THE ACOUSTICS (KAGOSHIMA)
Art building (KAGOSHIMA)
テイパーの見た夢 (KAGOSHIMA)
monoclaft (KAGOSHIMA)

OPEN 17:30 START 18:00
ADV 3,000yen (w/o 1drink) DOOR 3,500yen (w/o 1drink)
※大学生以下はイベント当日学生証提示で500円キャッシュバック!

 

2016.10.16 Sun 福岡 graf

LIVE
KONCOS
the chef cooks me
Mahina Apple Band

DJ
KAZUO (ABOUT MUSIC)
SHOTA-LOW (ABOUT MUSIC)

OPEN 18:30 START 19:00
ADV 3,000yen (w/o 1drink) DOOR 3,500yen (w/o 1drink)

 

2016.10.22 Sat 大阪 心斎橋 Pange

LIVE
KONCOS
Homecomings
bed
やまも

DJ
TANK (digmeout ART & DINER)

OPEN 17:00 START 17:30
ADV 3,000yen (w/o 1drink) DOOR 3,500yen (w/o 1drink)

 

2016.10.23 Sun 愛知 名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL]

LIVE
KONCOS
CAMPANELLA
Special Favorite Music
Two Lead

DJ
Kazoo (RECORDSHOP ZOO)
野垣内悠 (Synchronized Rockers/kiddle)

SHOP
RECORDSHOP ZOO

OPEN 17:00 START 17:30
ADV 3,000yen (w/o 1drink) DOOR 3,500yen (w/o 1drink)

 

2016.10.30 Sun 東京 新代田 FEVER

LIVE
KONCOS
falls
SUMMERMAN
スカート

DJ
TOMMY (BOY)

OPEN 17:00 START 17:30
ADV 3,000yen (w/o 1drink) DOOR 3,500yen (w/o 1drink)

 

MORE INFO:http://koncos.net/schedule/



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Written by uni