女流作家カーソン・マッカラーズにインスパイアされて生まれたスザンヌ・ヴェガの9枚目のアルバム。女流作家カーソン・マッカラーズにインスパイアされて生まれたスザンヌ・ヴェガの9枚目のアルバム。
カーソン・マッカラーズの持つ「洞察力にとんだ言葉の本質」と「性別と愛に基づいた先進的な哲学」を見事に捉えた話題の作品が遂にリリース。
★アルバムより「Harper Lee」を公開中!
【SUZANNE VEGA “LOVER, BELOVED: SONGS FROM AN EVENING WITH CARSON MCCULLERS”】
【SUZANNE VEGA “LOVER, BELOVED: SONGS FROM AN EVENING WITH CARSON MCCULLERS”】
2016.10.14 ON SALE
スザンヌ・ヴェガ『ラヴァー、ビラヴド:ソングス・フロム・アン・イヴニング・ウィズ・カーソン・マッカラーズ』
■品番:OTCD-5811■定価:¥2,300+税■その他:解説/歌詞/対訳付
★日本盤ボーナス・トラック未定
★世界同時発売
【収録曲目】
1. Carson’s Blues / カーソンズ・ブルース
2. New York Is My Destination / ニューヨーク・イズ・マイ・デスティネーション
3. Instant Of The Hour After / インスタント・オブ・ジ・アワー・アフター
4. We Of Me / ウィー・オブ・ミー
5. Annemarie / アンネマリー
6. 12 Mortal Men / 12 モータル・メン
7. Harper Lee / ハーパー・リー
8. Lover, Beloved / ラヴァー、ビラヴド
9. The Ballad Of Miss Amelia / ザ・バラッド・オブ・ミス・アメリア
10. Carson’s Last Supper / カーソンズ・ラスト・サパー
※全10曲収録 / 日本盤ボーナス・トラック未定
●Suzanne Vegaはニュー・アルバム『Lover, Beloved: Songs From An Evening With Carson McCullers』をリリースする。Suzanne VegaとDuncan Sheik(ダンカン・シェイク)は2012年のドラマ・デスク・アワード*にもノミネートされた舞台、『Carson McCullers Talks About Love』の曲を書いていた。これは2011年にオフ・ブロードウェイでおこなわれた舞台で、女流作家、Carson McCullers(カーソン・マッカラーズ)**の生涯をテーマとし、Suzanne Vega自身がCarson McCullersの役を演じいていた。Suzanne Vegaの9枚目となる当アルバム『Lover, Beloved: Songs From An Evening With Carson McCullers』は、この舞台がきっかけとなり生まれたアルバムだ。10代の頃に短編を読んで以来、Suzanne VegaはCarson McCullersのことを長らく賞賛してきた。「将来、自分があるキャラクターを演じることがあるなら、それはCarson McCullersだ」とその頃から彼女は決意していた。このニュー・アルバムの中でSuzanne VegaはCarson McCullersの特異なキャラクターを演じる。アメリカ南部の政治と自身の生い立ちによる人種差別に反乱を起こして、20代の前半にニューヨークへ移り、20世紀の文学の光となった女性の人生を描写するのだ。
●アルバムのうち8曲は舞台のコラボレーターであったDuncan Sheikとの共作で、残りの2曲はジャズ・ミュージシャンのMichael Jefry Stevens(マイケル・ジェフリー・スティーヴンス)との共作である。ここではCarson McCullersの二つの歴史的な瞬間にスポットがあてられている。一つ目は『The Heart Is A Lonely Hunter(心は孤独な狩人)』によって名声を得ようとしている時で、二つ目は死の直前に自分の人生や活動を熟考している時だ。収録曲はCarson McCullersの洞察力にとんだ言葉の本質と性別と愛に基づいた先進的な哲学を見事に捉えている。一方、Carson McCullers自身、きちんとしたトレーニングを受けたピアニストでもあった。また、Carson McCullersのライティングが持つリリシズム(叙情主義)にも自身の音楽性が反映されている。こうした事実もアルバムの曲の詩と曲の間にある震えるようなダイナミズムをより強化している。
「Carson McCullersのアイデアや考え方はとてもモダンだった。他の作家ができなかったやり方でそれを具現化した。彼女はそうしたアイデアや考え方と生きようとし、そこに価値を見出していた」とSuzanne Vegaは語っている。
アルバムのプロデュースはデヴィッド・ボウイのギタリストで、Suzanne Vegaの前作も手掛けたGerry Leonard(ゲリー・レオナルド)。ピアノ、ベース、ドラム、アコーディオン、トロンボーン、クラリネットの他、Gerry Leonardのギターもフィーチャーされている。
●『Lover, Beloved: Songs From An Evening With Carson McCullers』は10月14日に全世界で同時発売される。
*ニューヨークのブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ、オフ・オフ・ブロードウェイの優秀な舞台作品に贈られる賞。
**アメリカの女流作家(1917年‐1967年)。ジョージア州コロンバス生まれ。当初はピアニストを目指し、ジュリアード音楽院とコロンビア大学で学んだ。1940年に『心は孤独な狩人』でデビュー。代表作は『結婚式のメンバー』で村上春樹が同作の翻訳を手掛けたりもしている。
【Suzanne Vega|スザンヌ・ヴェガ】
カリフォルニア州サンタモニカ出身の女性シンガーソングライター。1959年生まれ。1985年、アルバム『Suzanne Vega』でデビュー。全英11位を記録する。1987年にはセカンド・アルバム『Solitude Standing』をリリース。児童虐待をテーマにした「Luka」や日本でもCMに使用され話題となった「Tom’s Diner」を収録した同作は、全英2位/全米11位と世界的に大ヒットを記録。その人気を確固たるものとする。その後も『Days Of Open Hand』(1990年)、『99.9F°』(1992年)、『Nine Objects Of Desire』(1996年)、『Songs In Red And Gray』(2001年)とリリースを続け、80年代後半から90年代の女性シンガーソングライター・ブームの先駆けとなった。2007年には7枚目のアルバム『Beauty & Crime』でグラミー賞のEngineered Album部門をNon-Classical: Beauty & Crimeにて受賞。2013年にはフジロックフェスティヴァルに出演し、翌2014年には前作から7年振りとなる8枚目のアルバム『Tales From The Realm Of The Queen Of Pentacles』をリリース。全英トップ40ヒットを記録し、変わらぬ人気を証明した。
■MOREインフォ:http://bignothing.net/suzannevega.html
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