Ryo Hamamoto_band photo_2016

バンド名義の前作から4年、ソロ名義としては9年ぶりとなるアルバム。自主制作CD-Rを含めればソロ名義として三作目であり、バンド名義を含めた全国流通盤としても三作目となる。
前作以降に書かれ、主に弾き語りのライヴで育て上げられた楽曲を、盟友であり、日本を代表する若手ドラマーの一人神谷洵平(赤い靴、大橋トリオ、Predawn等)をドラム、プロデューサーに、ベースにガリバー鈴木(Predawn等)を迎え、じっくりと、様々な方向性でレコーディング。
声、ギター、ベース、ドラムという最もシンプルなロック・ミュージックのフォーマットで描かれる、熟成された楽曲達は、そのソングライティングもパフォーマンスもサウンドも、実験的でありながら普遍的たる高みに達している。
先行7インチ・シングルに収録された「Last Train Home」、「カリブに配属」(共に別ミックス)を始め、濱田岳主演のショート・フィルム『Miss Fortune』のエンディング・テーマ「The Photographer」(新録ヴァージョン)、 サイケデリックな「BBQ」など、高純度な全9曲。
レコーディングは主にシンガーソングライター笹倉慎介が所有する入間のスタジオguzuriにて行われた。ミックスおよびマスタリングは原真人(細野晴臣、大森靖子、ザ・なつやすみバンド等)が手がける。

Ryo Hamamoto / Third

スクリーンショット 2016-06-16 11.32.22

アーティスト名:Ryo Hamamoto
アルバム・タイトル:Third
品番:SONIC-013
価格:¥2,000(税抜)
発売日:2016年7月13日(水)
解説:岡村詩野
歌詞、対訳(英語詞のみ)付
POSコード:4526180388197
流通:ウルトラ・ヴァイヴ

●ハイレゾ・ファイル(24bit/48kHz)のDLコード封入
●初回限定紙ジャケット(E式ダブル)仕様

浜本亮:Vo, E & Ac Guitars, Keys on Track 7
ガリバー鈴木:Bass, Mandolin on Track 6, Chorus on Track 1
神谷洵平:Drums & Percussion, Piano on Track 6
東川亜希子:Piano on Track 5, Chorus on Track 1

01. Last Train Home / 終電
02. ティッシュ・ペーパー・チルドレン/ Tissue Paper Children
03. ファイア・スターター / The Guilt
04. バーベキュー/ BBQ
05. The Photographer / 写真家
06. ウェディング・マサカー/ The Wedding Present Massacre
07. トレホの背中/ Like a Trejo
08. Los Arap / ルソラパ
09. カリブに配属/ Fata Morgana

 

Last Train Home / 終電

ティッシュ・ペーパー・チルドレン / Tissue Paper Children

 

comments

「彼は聴く人の心を震わす真の意味でのソウルシンガーだと思う。アルバムの曲が始まって聴き終るまで、彼の歌に耳も心も委ねてじっとソファーに座っていたくなった(実際そうした)。素敵なBGMにもなるだろうけど、じっくりとディテールを楽しみたい(実際そうした)素晴らしいアルバムだと思う。ヴァン・モリソンは日本に来ないけど、ハマモト君がいるね」
藤井友信(MUSIC FROM THE MARS/OishiiOishii/fresh!/高円寺百景)

 

「こうべを垂れた黄金の稲穂の中の畦道を歩いていると思えば
車の喧騒の中を擦り切れた心地で肩がぶつからない様に歩いている
ボロの船は口を開け満帆に風を溜め込んで夕暮れ時をかけてゆく
あまりにも広大な海に酒の残り香をばらまきながら
愛おしい景色を尻目に何処に行こうとしてるんだろう
せっかく出逢えた誰かがそばに居ても
もうそこにあるのは悲しい肉の塊が二つ同じ火を見てるだけ
でもいつかそれが どんな時間だったのか気づくだろう
たった数十分の中の幾重にも折り重なったパラレルワールドです
それが日本なのかアメリカの牧草地なのかカリブの海なのかアイラ島なのかは
聴く人によって全く違うんだろうなと思う
聴く人によって受け取り方が全く違うって 沢山の人に聴かれるべき音楽だなぁって思う
Ryo Hamamoto君がこうして純文学的な感性で音楽に向かい合ってくれている事が
僕みたいな作曲家に勇気をくれます
皆さん是非 手に取って聴いて下さい
名盤だと思います」
ササキゲン(KUDANZ)

 

「”「人間と関わるな」そう言われて育った妖怪が、ひとりの娘と出会ったことをきっかけに人間に心を開いていく。そして遂に妖怪はある決断をした。”
僕はこのアルバムを聴いたときそんな映画を鮮明に思い出した。どこにもない、そんな映画を」
金子直樹(UHNELLYS)

 

「Ryo Hamamotoの新作を待ち望んでいた。
Ryo Hamamotoのこんな新作を待ち望んでいた。
その声やソングライティングは言わずもがな、
彼のギターサウンドのファンでもある僕は2007年「Leave Some Space」からのファンだ。
しっかりと踏み固められた彼の足元。
僕たちは安心してこのアルバムにもたれてどこにだっていける」
草階亮一(halos)

 

「1曲目の1音目で確信して、その直後の歌で信頼した。

僕は彼の声が「音」として大好きで、Ryo Hamamoto、ガリバー鈴木、神谷洵平が
これまでの経験で得た音もとても豊かでそれだけで説得力があるのに、
原真人氏のmixによって普遍性が増している。

だから、僕にとって今回の「THIRD」は「音」のアルバムだ。
それも新鮮なのに芳醇な最高の「音」が詰まった傑作になっている。

そして、また1曲目の1音目が聴きたくなっている。
そんな「音」をたくさんの人に体感してほしい」
なるけしんご(ニンニ / ti-ti.uu)

 

「聴いてるこっちが今という時代の旅人である、というか誰もが過ぎ行く旅人であることにちゃんと気づかせてくれる、そんな磁場を持ったマジカルな作品ですね。 彼の日本語の歌と、UK・USっぽさもありつつそのどれでもない音像とのハモりも最高ですが、M5・M7のように英語詞で歌うと一気に無国籍感が増してゾクゾクします。 個人的にはやはりM1の澄んだ美しさに惹かれました」
高橋智樹(音楽ライター)

 

「楽曲や歌自体には高い普遍性がありつつ、 プロダクションのさじ加減で決して古さは感じさせない、 今の時代には珍しい、非常に稀有なバランスの作品。 ただ、それを狙ったという意図は微塵も感じられず、 シンプルにいい作品を作ろうとした結果が本作なのだろう。 そこにRyo Hamamotoという人の誠実さと愛らしさを感じる」
金子厚武(音楽ライター)

 

「美しいメロディに乗って運ばれてくる、不穏さを孕んだ歌詞に耳を奪われる。純白のドレスの下に仕込まれた、13本のマチ針に心臓を突き刺されました」
清水祐也(音楽ライター/Monchicon!)

 

「どこにも帰る場所をもたない人の歌ーーそう、つまりはロックンロール。なにものにも縛られず、どこまでも自由で、すこしばかり無責任で、それでいて名も知らない誰かの幸せを心から祝福しているかのような、そんな歌の数々がここからは聴こえてくる。浜本亮は今日もどこかで歌っている。どんな属性にも支配されない、約束の地を求めて」
渡辺裕也(音楽ライター)

 

アルバム詳細
http://www.andrecords.jp/blog/catalog_detail/121/

アーティスト詳細
http://www.andrecords.jp/blog/artist/ryo-hamamoto/



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