再結成したら日本にも来てほしいと願う!!!
1985年から続く老舗ミュージックカルチャー誌「ALTERNATIVE PRESS」は、『復活すべきであろう、90年代EMOバンド12選』を発表した。
近年。90年代当時に活動をしていたバンドが多く再結成、ならびに、来日が実現している。
本誌でも紹介させて頂いた“Mineral(ミネラル)”と再結成と来日、この夏の“sleepytime trio(スリーピータイムトリオ)”の奇跡の来日。フジロックへの出演が記憶に新しく目撃した方も多いであろう“Refused(レフューズド)”と“At The Drive-In(アットザドライブイン)”、今年のRSDで14年ぶりに新作7inchを突然リリースした“Sunny Day Real Estate(サニーデイリアルエステート)”。“OWEN(オーウェン)”こと、“Mike Kinsella(マイクキンセラ)”による“American Football(アメリカンフットボール)”などなど、90年代のEMO / Post-Hardcoreバンドの再結成、そして来日は続いている。
それでは「ALTERNATIVE PRESS」が紹介したバンドをお送りする。
1:RAINER MARIA
結成:1995年
解散:2006年
“RAINER MARIA(ライナー・マリア)”ほどハッピーになれるEMOバンドはいない。決してうまくない「唄」と「演奏」。だけどのめり込んでしまう「メロディ」と「愛らしさ」
その後、ボーカル・ベースの“Caithlin De Marrais”はソロアルバムをリリースしており、それもまた素晴らしく“RAINER MARIA”ほ彷彿させる。
個人的に推薦したいアルバムはこちら。
2:NO KNIFE
結成:1993年
解散:2003年
2003年に“NINE DAYS WONDER”との来日ツアーを行ったため、記憶に残っている方も多いであろうサンディエゴ出身のバンド“NO KNIFE”。来日後、すぐに解散してしまったんですね。。。
3:JAWBOX
結成:1989年
解散:1997年
解散後、“JAWBOX”のメンバーであった“J. Robbins(J・ロビンズ)”は、“Burning Airlines”(1997年〜2002年まで活動)を結成し、“At The Drive-In”や“Braid”とスプリットEPをリリースしている。その後、名プロデューサーとして活動しているのは有名な話。
4:CHRISTIE FRONT DRIVE
結成:1993年
解散:1997年
2014年。今年に奇跡の復活を5月に行った涙腺緩みまくる極上のEMOバンド。
彼らの公式Facebookページに、日本人学生によるコピーバンドのYouTubeが投稿されていた。
5:FRANKLIN
結成:1992年
解散:2000年
フィラデルフィア産、Post-Hardcore / Dub / Punkバンド。
2003年に新曲は発表しており、今なおメンバーは動ける状態のようなので再結成はあり得る可能性がある。
6:THOUGHTS OF IONESCO
結成:1996年
解散:1999年
7:KARATE
結成:1993年
解散:2005年
割と最近まで活動していた印象が残るボストンのジャズ・ポストハードコアバンド。
来日の記憶が鮮明に残っているのですが、2004年だったんですね。
8:JEJUNE
結成:1996年
解散:2000年
個人的には再結成も、新譜も出してほしいと願うバンドだ。
現在ではロックフェスティバルのヘッドライナーに選ばれる程に大きいバンドになった”Jimmy Eat World”とのスプリットEPをリリース経験があり、名作ビデオコンピレーションの『The Actuality of Thought』はEMOを語る上で重要映像だ。
それがこちら。
9:ENGINE DOWN
結成:1996年
解散:2005年
リッチモンドの最重要EMOバンドと言っても過言ではない。
今年、2014年夏に“Sleepytime Trio”の再結成で来日していたギターの“Jonathan Fuller”。(※STはドラム) “Lovitt Records”から”Look Out”へ移籍後、ラストアルバム『ENGINE DOWN』をリリース。
そのツアー中に発生した事件が「機材&機材車の盗難事件」である。解散理由に直接的な関係は無いかもしれないが、当時はショッキングであった。10年経過した今。再結成の可能性はゼロでは無いと勝手に感じている。気長に待とう。
10:JAWBREAKER
結成:1986年
解散:1996年
メジャーレーベルに飲み込まれた(か、どうかは不明だが….)と当時言われたバンド。
メジャーレーベル「DGC」がとにかく欲しかった「第2のNIRVANA」。そんな中に完成されたのが『Dear You』。
現在までのパンクロックサウンドから一転。メロディアスな雰囲気に今までのファン達は混乱し、賛否両論な作品に仕上がった。その後”Jets to Brazil”を結成するも2003年から活動は止まっている。
11:ELLIOTT
結成:1995年
解散:2003年
こちらも解散する年に来日ツアーをしているバンド。
2000年にリリースされた『False Cathedrals』がとにかく名盤なので、聴いてほしい。
12:THE ANNIVERSARY
結成:1997年
解散:2004年
“The Get Up Kids”、”Braid”や” Superchunk”らと活動し、後にEMOの名門レーベルに成長する「Vagrant Records」を牽引していったといっても過言ではないバンド。
AIRはどう思うか…?
是非とも再結成してリリース、または来日ツアーを決行してほしい(従来のファンは新曲ではなく、過去の曲をライブで観たい物ですが…)
一昔前によく聞いた言葉で「リバイバル」というモノがある。90年代EMOバンドは、決して焼き回しではない 唯一無二のバンドばかりだ。上記バンドをプレイしていたメンバーも、解散後に新しく結成し活動しているバンドも多くある。入手困難となった音源を、購入できるようにし、可能であればツアー決行まで行える環境を出来る事を望む。
なお、今回の記事を発表していた雑誌「ALTERNATIVE PRESS」はこちらで購入が可能だ。
v.i.a.:ALTERNATIVE PRESS